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更年期からそれ以降の気になる症状「メタボリックシンドローム」

更年期にこそ撃退したい “病気の四重奏”メタボリックシンドローム!!

どんな症状?

メタボリックシンドロームとは別名「内臓脂肪症候群」とも呼ばれているように、内臓脂肪の蓄積、つまり内臓脂肪型肥満によって引き起こされる一連の症状のこと。「肥満症」「高血圧症」「高脂血症」「糖尿病」は別々に進行するのではなく、内臓脂肪型肥満が関わっており、放置すると心臓病や脳卒中といった重篤な病を招きかねません。

なぜ起きる?

メタボの基準年齢とともにと太りやすくなると感じる女性は多いもの。それは、基礎代謝の低下が関係しています。 加えて40代、50代以降は、エストロゲン(女性ホルモン)の減りも原因となります。実は、エストロゲンはもともと肥満を抑える働きを持っています。というのも、エストロゲンは脂肪細胞を小さくしたり脂肪の燃焼を促進する働きがあり、不足すると脂肪を蓄えやすくなってしまうためです。 閉経前の女性の場合は、お腹まわりにつく内臓脂肪よりお尻や大腿部まわりの皮下脂肪がつきやすく、男性より内臓肥満がわかりにくいものです。このようにエストロゲンに守られてきた体も、閉経を迎える頃には皮下脂肪よりも内臓脂肪が多くなり、お腹まわりが太くなります。急に“おなかぽっこり”や“お腹まわりが太った”など見た目の変化が気になり始めたら、健康診断を受けてみましょう。ちなみに、エストロゲンには脳の満腹中枢を刺激する働きがあり、更年期以降の女性はその刺激が減る分、 過食に陥りやすくなるとも言われています。 閉経後は内臓脂肪型の肥満が増える

簡単セルフケア

  • 更年期女性イソフラボンサプリメント飲用食事制限と一緒に、アグリコン型イソフラボンのサプリメントを上手に利用することは、ダイエットのサポートとして効果的です。
  • 生活の見直し、特に食生活が重要です。普段摂っている食事のカロリーを少しシビアに意識しましょう。太りやすく、痩せにくくなる40代、50代、更年期に薦められている摂取カロリーは1500~1800kcalとされています。偏った食事は便秘など、不調の原因となります。バランス良く食べることを心がけるのが健康・美容対策の基本です。また、過度なダイエットは月経不順やホルモンバランスが乱れてしまう要因となります。また、筋肉量が少なくなると基礎代謝が落ち、痩せにくく太りやすい体質になってしまいますので、極端過ぎる食事制限には気をつけましょう。
  • 更年期 ウォーキング 女性もちろん適度な運動は不可欠です。ウォーキング(有酸素運動)などを習慣づけましょう。運動習慣がない方は、激しい運動をいきなりするなど無理は避けましょう。また、しっかり準備運動を行い、ケガのリスクを減らしましょう。
  • 更年期簡単セルフケア「アロマ」アロマテラピーでは脂肪燃焼効果で有名なグレープフルーツや食欲を抑制してくれる働きがあるフェンネル、デドックス効果が期待されるエストラゴンなどがダイエットにおすすめです。

メタボにいいツボ

更年期メタボに効くツボ【飢点】 飢点(きてん)
食欲を抑えるツボ。耳の穴の前の突起の下側にあり、食事の前に刺激する

更年期メタボに効くツボ【曲池】 曲池(きょくち)
ヒジを曲げてできる横じわの外側の端

臨床データダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンの内臓脂肪に対する効果(1)

医療法人ソフィアレディスクリニック(神奈川県相模原市・佐藤芳昭院長)で実施された臨床試験で、 ダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」の摂取により、内臓脂肪量の減少が著名に認められました。

試験概要<

更年期周辺の肥満女性を対象に減量前後で多解析インピーダンス法によって体組成測定した。

  • 対象: 更年期周辺の肥満女性(BMI30以上)21名
  • 試験期間: 8週間
  • 試験方法: 対象を食事指導のみで8週間減量を指示した群(コントロール;7群)と食事指導と同時にダイゼインリッチアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」(以下DRIA)(80㎎/日)を連日8週間投与した群(DRIA群;14例)に分け、減量前後で多解析インピーダンス法によって体組成測定した。
試験結果<

コントロール群に比例してDRIA群では体重、BMI、体脂肪率が減少。特に内臓脂肪量の減少が著明だった。 一方、筋肉量は変化しなかったため、DRIAによる減量は理想的と思われる。 ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンによる体の構成要素の減少率の比較(グラフ)

脂肪は落ちて、筋肉量は変わらなかったということがポイントだよね! 筋肉量が落ちてしまうと、基礎代謝量が下がってしまうのでリバウンドしやすくなってしまうんだよ!

試験結果<

現在、内臓脂肪は重要な生理活性物質を分泌する内分泌器官と考えられている。 その中でも、アディポネクチン(抗動脈硬化、抗高血圧、抗糖尿病作用を有する)とレプチン(食欲抑制シグナル)は、肥満に深く関与していることが知られ、通常、肥満に伴ってレプチンの分泌量は増え、アディポネクチンの分泌量は減少する。そこで、DRIA投与前後における血中アディポネクチンとレプチンの変化をみたところ、DRIA投与によってアディポネクチンは有意に上昇し、レプチンは有意に低下した。 この結果から、DRIAは更年期周辺の肥満女性の減量、さらにメタボリックシンドロームの改善に有効であると考えられる。 イソフラボン摂取による血中レプチンおよびアディポネクチンの変化

アディポネクチンって聞いたことない?動脈硬化や高血圧を防ぐ、今注目の生理活性物質だよ!

参考文献

  • (1)■Effects of a daidzein-rich isoflavone aglycone extract on the prevention of metabolic syndrome in menopausal Japanese women.(日本語:肥満気味の閉経前日本人女性の体組成におけるダイゼインリッチ・アグリコン型イソフラボン抽出物(AglyMax®)の効果) Clin Exp Pharmacology Physiology 34: S76-S78, 2007.

よくある質問

Qなぜ、イソフラボンをサプリメントでとる必要があるのですか?
A

イソフラボンの効果を効率的に得たい場合は、サプリメントでの利用をお勧めいたします。 大豆製品に含まれるイソフラボンは…

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Q大豆食品をよく食べます。その上でサプリメントを摂ると、イソフラボンの過剰摂取にならないか心配です。
A

大豆イソフラボンの摂取量については、食品安全委員会より「1日の総摂取量を70~75㎎、 そのうち特定保健用食品(トク…

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Q他のサプリメントと併用してもいいですか?
A

特に問題はありません。ただし、イソフラボンをサプリメントで利用する場合の上限値は30mg/日という評価が出ております…

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