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更年期とイソフラボンの関係

美馬レディースクリニック 美馬博史院長先生に更年期とイソフラボンの関係についてお話を聞きました。

美馬院長先生

美馬レディースクリニック 美馬博史先生

東京慈恵会医科大学医学部卒。 同大学附属病院産婦人科、美馬産婦人科院長を経て現職。

産科婦人科および不妊治療の臨床医としての長いキャリアを踏まえ、妊孕性(妊娠する力)を守る大切さを訴え、体にやさしいホルモン治療、カウンセリング療法、抗酸化食事療法等を積極的に啓蒙している。『自然妊娠力を高める本』(海竜社)、『妊娠したい!と思ったらすぐ読む本』(海竜社)など著書多数。

 

45歳ごろからの身体の不調は更年期症状を疑って!

 

——-どのくらいの女性が更年期の症状を感じるのですか?

閉経によって、女性ホルモンの量が減少すると起こってくるのが更年期の諸症状です。

女性ホルモンの減少が原因で起こる身体の不調は約9割の女性が感じると言われています。このうち65人は仕事がこなせる程度の症状、25人は仕事が続けられないほど強い症状に悩まされています。

 

更年期の症状は人によって差があるため、不調を感じても放っておいてしまう方が多いです。

しかし、更年期が怖いのはその後に起こる可能性のある様々な疾患。我慢せずに、ホルモンを中心とした優しい治療を受けることを強く推奨します。

 

——-たくさんの女性が更年期症状で悩んでいるのですね。ストレス社会で更年期や閉経年齢が若くなっている印象はありますか?

特に不妊症の治療を行った方は早い印象があります。不妊治療では排卵促進剤などを使用することが多いため、強いストレスがかかり、早発閉経を引き起こすと考えられます。

 

また、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の患者様は30代でも急に生理が止まってしまうことがあります。ですので、若いからと安心せずに、自分の体質を知ることが大切です。

 

——-更年期に特に気を付けたいことはなんですか?

女性ホルモンが低下してくると、悪玉コレステロールが増えやすくなってしまいます。そうなると気を付けたいのが脳梗塞や心筋梗塞です。

この部類の症状では内科を訪れる患者さんが大半ですが、実は女性ホルモンが関係していること、そこの改善をしないと根本的な解決にはならないことを知っていただきたいです。

 

減少した女性ホルモンを補ってくれるのがイソフラボン

 

——-イソフラボンサプリメントを取り入れたきっかけを教えてください。

イソフラボンを体内で代謝してできるエクオールは女性ホルモン様作用があり、更年期で減少した女性ホルモンを補ってくれるので、元々はエクオールを含有したサプリメントを取り扱っていました。

イソフラボンをエクオールに代謝できる人は日本人の57%と言われており、その要因として腸内環境が関係しています。

エクオールそのもののサプリメントではエクオールをつくる身体への改善が難しかったため、イソフラボンサプリメントに切り替えをしました。

 

——-イソフラボンサプリメントを使用していて効果の実感はありますか?

はい。イソフラボンの女性ホルモン様作用は穏やかで安心できるため、多くの女性患者様に取り入れていただいています。

当院ではエクオールを作れているかどうかを調べる「ソイチェック」を行っていますが、体感では8割以上がエクオールを作れていないように感じます。そういった方には迷わずイソフラボンサプリメントをお勧めするようにしています。

 

——-更年期の諸症状以外にメリットに感じている点はありますか?

女性ホルモンは実はたくさんのところで、女性の健康を支えています。

例えば、骨や肌の健康、コレステロール、中性脂肪、物忘れなどにも関係しているのです。女性ホルモンが減少すると骨粗鬆症になってしまったり、シミ・しわの要因になったりしますが、イソフラボンサプリメントを摂っていると改善されている実感があります。

 

——-肌にもいいのは、女性にとってうれしい効果ですね!

骨の健康のためには日光浴をして、ビタミンDを生成する必要がありますが、そうすると紫外線がシミやしわの原因になります。ですので、イソフラボンやビタミンDなどのサプリメントを上手に取り入れて、健康を保っていただきたいと思います。

 

本日は貴重なお話をありがとうございました!

 

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