イソフラボン倶楽部

妊活と不妊治療

さわだウィメンズクリニック院長 澤田富夫先生に、「妊活と不妊治療」についてお話を聞きました。

さわだウィメンズクリニック

さわだウィメンズクリニック院長 澤田富夫先生

慶應義塾大学医学部卒業。国立埼玉病院 産婦人科 医長、藤田保健衛生大学 産婦人科 助教授などを経て平成13年より現職。地域に寄り添った不妊症・生殖医療を展開。『不妊の治療』(永井書店)、『インフォームド・コンセントガイダンス 卵管・子宮形成術」(先端医学社)など著書多数。

 

さわだウイメンズクリニックの治療基本方針を教えてください。

 

できるだけ自然妊娠ができる様、不妊原因を正確に特定し必要な治療を行う。

卵管通過性の改善、内膜症…子宮筋腫の治療、排卵障害の改善等を行い、成果が見られない場合は生殖補助医療を行う。

 

将来の人生設計のために現状妊娠する力があるのかどうかの相談や検査は、結婚していなくても可能なのでしょうか?

 

必要な検査や相談は未婚の方でも受けております。

 

若いうちから将来の妊娠のためにどのようなことに気を付けて生活をすればよいでしょうか?

 

規則正しい生活習慣、特に食事が大切です。適度な睡眠。

できれば基礎体温を付けてみてご自分の卵巣リズムを確認する事も大事です。

 

生理不順や生理の量が少ないなど、将来不妊になる可能性はありますでしょうか?

 

十分にありますのでその際はためらわずに産婦人科を受診して下さい。

 

将来子供を持つならばピルを飲むのは良くないと聞きました。部活でスポーツをやっているため生理をコントロールするためにピル以外でお薬は何かありますでしょうか?

 

ピルを飲むことが将来の妊娠に良くないというのは本当ではありません。

生理をコントロールするにはホルモンの薬を服用する以外に方法はありません。

安心して服用して下さい。

 

4月から不妊治療の保険適用が決まりましたが、投薬等ひとつでも適用のものが入ると保険適用にならないと聞いているため不安です。そのあたりの説明はしていただけるのでしょうか?

 

その様な保険の立て付けにはなっていますので、まずは保険適用で使える薬を使って治療を行ってみるのが良いと思います。

その後、必要になればその他の薬等も使用する事になりますがその際は自費診療になります。

 

クリニックでの診療の流れですが、一般不妊治療から生殖補助医療へのステップアップの見極めはどのようなところで判断されるのでしょうか?

 

正確な不妊原因の検索が第1で、その結果自然妊娠が十分に期待できる場合は必要な手当をしながら3周期頑張って頂きます。

その後結果が得られない場合は人工授精、体外受精を考えて頂きます。

 

妊娠しやすいカラダづくりのために、サプリメントや食事指導などクリニックでフォローアップとして取り組まれていることはございますか?

 

肥満・やせは排卵障害の原因になります。

食事指導は大切ですのでアドバイスをしております。

サプリメントは必要な要素を含んだものをお勧めしております。

 

不育症を繰り返しています。原因は胎児の染色体異常と一般的に言われていますが、その場合、妊娠をあきらめた方が良いのでしょうか?

 

胎児染色体異常は突然に発生するものですので、心配はありません。

何度も流産を繰り返す場合にはご夫婦の染色体を調べる事があります。

その結果によりますが対応を検討する事になります。

 

不妊治療は患者にとってとても大きなストレスになる可能性が高いのですが、患者さまに対して先生が心がけておられるポイントはありますか?

 

不妊原因は多岐にわたりますのでまずは正確な原因検索が大事です。

原因とその対応策をしっかりと担当医と相談して下さい。

また、不安に思ったことがある場合はセカンドオピニオンを求めることも大切です。

担当医を信頼して治療を受けることが大事です。

 

その他先生の方より、将来妊娠を考える女性たちに一言お願いいたします。

 

ほとんどの女性はお仕事を持ちながらキャリアを積んで、その後結婚・妊娠を考える現代の人生設計ですので、実際に妊娠を目指すのがやはり年齢が高くなってからのケースが多くなります。

ご存じの様に高齢になればなるほど妊娠が難しくなるのははっきりしています。

それに対しての卵子凍結等のマスメディアでの話題も多く出ています。

様々な対応策の長所・短所をご理解の上、ご自身の人生設計を良くお考えになって決められるのが宜しいかと思います。

 

本日は詳しいお話をいただきありがとうございました!!