大阪市立大学大学院医学研究科 呼吸器内科学の小島和也大学院生、浅井一久准教授、川口知哉教授らの研究グループは、抗酸化物質で大豆などに含まれるイソフラボンが COPD(慢性閉塞性肺疾患)の予防効果を有することを明らかにしました。
COPD は日本では約 500 万人以上が罹患しており、進行すると咳や痰、息切れを自覚し、在宅酸素療法を必要とする患者さんもいます。
浅井准教授らの研究グループは、喫煙曝露により COPD を発症するマウスにイソフラボンを投与したところ、炎症細胞の減少や肺気腫の抑制効果を認めました。また、肺組織中の炎症形成に関わるサイトカイン等の上昇を抑制することも確認しました。
本研究成果は国際科学雑誌『Nutrients』に日本時間 2019 年 8 月 29 日(木) 14 時にオンライン掲載されました。
2019.8.23 ニチモウバイオティックス株式会社