視床下部
間脳に位置し、内臓の働き、血管の収縮などをつかさどる自律神経、内分泌(ホルモン)系をコントロールする司令塔の役割を持つ。また、消化活動、体温調節、睡眠などをつかさどり、さらには性機能の中枢でもある。
間脳に位置し、内臓の働き、血管の収縮などをつかさどる自律神経、内分泌(ホルモン)系をコントロールする司令塔の役割を持つ。また、消化活動、体温調節、睡眠などをつかさどり、さらには性機能の中枢でもある。
呼吸、心拍、消化・吸収、血圧、体温などの生命維持にかかわる神経で、自分の意思によってコントロールすることはできない。 自律神経には、交感神経と副交感神経があり、それぞれ相反する働きをしている。
皮膚と筋肉との間(皮下組織)蓄えられている脂肪。脂肪はエネルギーを蓄えておく他、衝撃や寒さから体を保護する機能があると言われていたが、最近ではその他の機能として様々な生理活性物質も出すことが分かってきた。例えば皮下脂肪は「満腹ホルモン」とも呼ばれている「レプチン」を産生する。
さまざまな原因により関節に痛みや腫れが生じ、それが続くと関節の変形をきたす病気。変形性関節炎は、全身のあらゆる関節で起こるといわれており、特に膝や股の関節、腰(脊椎)の部分に症状が起こると日常生活が不自由になりやすい。また、年齢が高くなるほど男性より女性のほうがなりやすいと言われている。
体温調節や呼吸をし、心臓を動かして血液を循環させるなど人間が生きていくのに必要最低限のエネルギー代謝のことを基礎代謝という。基礎代謝は安静に寝ていても起きるもので、人が日常生活で消費している全エネルギー量のおよそ6~7割を占めている。
体がゆったりとリラックスしているときに働く自律神経で、交感神経とは真逆の働きをする。血管は拡張し心拍数は減少、血圧は下がる。また、胃や腸の活動は活発になる。
特に体を活発に活動させるときや働く自律神経。交感神経が優位に働いているときは、血管は収縮し心拍数は増大するため血圧は上がる。逆に胃や腸の運動は抑制されるなどの特徴がある。また、ストレスを感じると交感神経が優位の状態になりやすい。
青魚に含まれるDHA・EPAやえごま、亜麻仁油に含まれるαリノレン酸などのオメガ3脂肪酸と大豆油やゴマ油、コーン油など一般的な食用油に含まれるオメガ6脂肪酸のこと。
やる気と好奇心を引き出す副腎髄質ホルモンの一種。ドーパミンの分泌が多いと爽快な気分になり、興奮をもたらして食欲も性欲も昂進する。
アグリコン型イソフラボンには、「ダイゼイン」、「ゲニステイン」、「グリシテイン」という3つの種類がある。“ダイゼインリッチ”とは、3種類のイソフラボンの中でもダイゼインが多く含まれているイソフラボンのこと。
「安らぎのホルモン」といわれる脳内物質の一種。心の高ぶりをおさえてほっと安らぐ気持ちをもたらす。
「ストレスホルモン」ともいわれる副腎皮質ホルモンの一種。ストレスを受けると大量に放出される。血糖値を高くし、免疫系を抑制する作用もある。
一般の大豆食品に多く含まれる分子量の大きいイソフラボンのこと。イソフラボンは、腸内細菌等によって糖が分解され、グリコシド型からアグリコン型に変わって初めて吸収される。
不飽和脂肪酸の一種で、人間は体内で作ることができないため食品から摂取する必要がある必須脂肪酸。大豆油やゴマ油、コーン油など一般的な食用油に含まれるリノール酸やアラキドン酸が該当する。悪玉コレステロールを減らす働きがあり、積極的な摂取が勧められていたが、近年は食生活の変化から過剰な摂取が危惧されている。アラキドン酸は「プロスタグランジン」という炎症を起こす脂質に変わり、これが炎症やアレルギーの原因となるので、オメガ6脂肪酸の過剰な摂取には注意が必要である。
不飽和脂肪酸の一種で、人間は体内で作ることができないため食品から摂取する必要がある必須脂肪酸。青魚に多く含まれるDHA・EPAやえごまや亜麻仁に含まれるαリノレン酸などが該当する。オメガ3脂肪酸の健康効果は高く、中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やし、血管のつまりを改善する働きがある。また、オメガ6脂肪酸であるアラキドン酸から産生される炎症性の脂質「プロスタグランジン」等の産生を抑制するほか、オメガ3脂肪酸からも抗炎症性の代謝物が産生されるなど、炎症を抑える働きが確認されている。
鎮痛効果や気分の高揚、幸福感などが得られるため、「脳内麻薬様物質」とも呼ばれる。
エストロゲン(卵胞ホルモン)とは、女性らしい体型、生理、妊娠、出産など女性としての性機能をもたらす作用がある。また、肌や髪のツヤやうるおいを保つなど「美しさ」をサポートするうれしい働きも。しかし、30代前半をピークに分泌量は低下し、閉経とともにほとんど分泌されなくなる。
蒸気吸入効果に加え、皮膚からの吸収や温熱効果による血行促進が期待できる。
芳香療法、すなわち、香りを嗅ぐことを中心とした自然療法。嗅覚刺激といって、嗅覚から受ける脳への刺激が心身に直接的に反応を起こさせることを活かして行う。特に自律神経や内分泌系(ホルモン)、免疫システムのバランスを整えることを得意とする。
脂肪細胞(特に内臓脂肪細胞)から分泌されるサイトカイン(情報伝達タンパク質)。インスリンの働きを高めて糖代謝をスムーズにし、血管を拡張させて血圧の上昇を押さえる働きがあるほか、血管の傷を修復して、動脈硬化を予防する働きでも知られる。脂肪細胞が肥大化すると分泌量が低下するので注意。
分子量が小さく、吸収性の高いイソフラボンのこと。一方で、一般の大豆食品に多く含まれる分子量の大きいイソフラボンを「グリコシド型」イソフラボンという。イソフラボンは、腸内細菌等によって糖が分解され、グリコシド型からアグリコン型に変わって初めて吸収される。
ホルモン補充療法のこと。更年期症状や更年期障害の治療のために、閉経前後に体内で不足してきた女性ホルモン(エストロゲン)を、飲み薬や貼り薬として補充する療法のこと。
身長からみた体重の割合を示す体格指数のこと。 (体重 ㎏)÷(身長 m)2という計算式で出すことができる。 日本肥満学会では、BMI:22の場合を標準体重としており、25以上の場合を肥満、18.5未満である場合を低体重(やせ)としている。
血液などを用いて生体の抗酸化力を調べる方法。試薬中の3価の鉄イオンが還元されて2価の鉄イオンになる度合いを色の変化で測定する。