イソフラボン倶楽部

骨粗鬆症予防作用

骨の健康は人生後半の大切な財産です!

骨は骨細胞(こつさいぼう)、骨芽細胞(こつがさいぼう)、破骨細胞(はこつさいぼう)という3種類の細胞で作られています。破骨細胞が古い骨を壊し、骨芽細胞が新しい骨を作って細胞が入れ替わり、代謝をくり返しています。 ところが、年齢を重ねると作る働きが壊す働きについていけず、骨量(骨密度)が減少していきます。 特に女性では、更年期以降にエストロゲンが減少すると、骨量が急激に低下します。これは、エストロゲンが足りなくなると骨代謝のバランスが崩れてしまうためです。 エストロゲン様作用を発揮するイソフラボンは、破骨細胞の働きを抑制し、(1)骨芽細胞の働きを促進する作用(2)が認められています。 更年期が終わってもエストロゲン不足は一生続きますので、骨の健康のためには、更年期が終わってからもイソフラボンの補給を続けることをお勧めします。 女性ホルモンと骨代謝の関係

症例紹介アグリコン型イソフラボンの骨密度に関する効果

医療法人ソフィアレディスクリニック(神奈川県相模原市・佐藤芳昭院長)で、ホルモン補充療法からダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」に切り替えた患者さんのケースをご紹介します。

症例概要

55歳から59歳まで4年間ホルモン補充療法(HRT)を行っていた女性のケース。 59歳のはじめにダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」(40mg/日)に切り替えたのち、 1年間の経過を見たのが下のグラフです。骨密度は減ることなくむしろ若干増えています。 またその値は、同世代の女性と比べて115%の骨密度を維持していました。 イソフラボン投与による骨密度測定の結果(グラフ) イソフラボン投与による骨密度測定の結果

通常は、年平均で2%くらいの骨量減少がみられる年代だけど、 この方の場合は、1年間で9%も骨量が増加したことになるのね!

イソフラボンだけでなく、カルシウムや運動も大切だよ!

参考文献

  • (1)■V. García Palacios, et al: Negative regulation of RANKL-induced osteoclastic differentiation in RAW264.7 Cells by estrogen and phytoestrogens. J. Biol. Chem. 280(14): 13720-13727, 2005
  • (2)▲ A. De Wilde, et al.: A low dose of daidzein acts as an ERbeta-selective agonist in trabecular osteoblasts of young female piglets. J. Cell Physiol. 200(2): 253-262, 2004

よくある質問

Qずっと飲み続けても副作用はありませんか?
A

私たち日本人は、大豆イソフラボンを含むさまざまな大豆由来食品(豆腐、納豆、味噌等)を日常的に摂取してきた長い食経験を…

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Q更年期を過ぎても飲んでいいですか?
A

もちろん大丈夫です。 女性の場合、更年期以降に特に注意したいのが骨粗鬆症です。 閉経後には骨密度が年2~3%も減…

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Q納豆や豆腐、豆乳などの大豆食品をよく食べます。イソフラボンをサプリメントから摂る必要がありますか?
A

豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品はさまざまな栄養素を含み、とくに女性には積極的に摂ってほしい食品です。 ただ、これら…

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