このほど、イソフラボンに炎症を抑える働きがあることが解明されました。 炎症を起こす物質に、TNF-αという炎症性のサイトカインがあります。これは「腫瘍壊死因子」とも言われ、文字通り腫瘍化した細胞をやっつけてくれます。 ところが、このTNF-αが過剰に産生されると、健康な細胞にまで攻撃を仕掛けるため、腫れや痛みなどの炎症、関節リウマチ、乾癬などの皮膚炎を引き起こすことが知られています。 このTNF-αの過剰産生をイソフラボンが抑制する作用についての研究があります。その研究によると、大豆胚芽由来のアグリコン型イソフラボンが有意にTNF-αの産生を抑制していることがわかりました。
ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンを用いて、リポポリサッカライト(LPS)で誘導するTNF-α産生についてin vitro(試験管試験)およびin vivo(動物試験)で検討した。
in vitroではダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンの投与で、用量依存的にLPS誘導によるTNF-αの産生の抑制を確認した。 in vivoにおいても、ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボン100~200㎎/㎏体重の投与で、 LPS誘導によるTNF-αの産生の抑制が確認できた。最大抑制率は51.2%だった。
ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンは、用量依存的にTNF-αの産生を抑制していることがわかったんだよ。
マウスを使った試験でも、ダイゼインリッチアグリコン型イソフラボンは、 TNF-αを抑制していることが確認されたのよ。
参考文献
イソフラボンの基本のキ
イソフラボンの安全性と上限摂取量について
イソフラボンの効果
よくある質問
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イソフラボンの炎症性サイトカインの分泌抑制を 確認しました!