意外に感じられるかもしれませんが、イソフラボンにはエストロゲン様作用だけでなく、「抗エストロゲン様作用」もあります。エストロゲンが不足しているときにはエストロゲンを助ける働きをし、逆にエストロゲンが過剰なときはエストロゲンを押さえる作用をするわけです。 そもそもエストロゲンが体内で働くためには、エストロゲンを受け入れるレセプターと呼ばれる受け皿が必要で、このレセプターにエストロゲンがはまることで初めて働きます。 (言い換えれば、レセプターがないところではエストロゲンは働かないということですね。) エストロゲンが過剰なときは、例えてみればイス取りゲームのように、エストロゲンのレセプター(受け皿)にイソフラボンが入り込み、エストロゲンの“邪魔”をします。またイソフラボンは、実際のエストロゲンに比べると1,000分の1から10,000分の1の活性なので、相対的にエストロゲンの作用を抑えてくれるというわけです。 エストロゲンが過剰になると乳がんのリスクが高まることが知られており、イソフラボンはホルモンバランスを整えることで、乳がんの予防にも役立つことが知られています。
イソフラボンは、その人の体内のホルモンの分泌状況によって、「エストロゲン様」作用として働くか、「抗エストロゲン様作用」として働くかが変わってくるのよ。
つまり、イソフラボンは一方の働きだけでなく、ホルモンバランスを整えてくれるんだね!
イソフラボンの基本のキ
イソフラボンの安全性と上限摂取量について
イソフラボンの効果
よくある質問
併用は特に問題はありません。 ただし、イソフラボンの女性ホルモン様作用を期待して併用される場合は、残念ながらイソフラ…
[続きを読む]イソフラボンの効果を効率的に得たい場合は、サプリメントでの利用をお勧めいたします。 大豆製品に含まれるイソフラボンは…
[続きを読む]食品安全委員会のイソフラボンの評価によると、15歳以上の方を対象としています。(妊娠中および授乳中は除く) したがっ…
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乳がん予防にも役立つ イソフラボンの抗エストロゲン様作用とは?