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イソフラボンの基本のキ

健康に良いといわれる大豆。1粒の中に眠っている、その力とは?

 

大豆は自然のバランス栄養食

大豆は自然のバランス栄養食

昔から、豆腐や味噌、納豆をはじめ、きなこ、おから、湯葉など さまざまな大豆食品を通じて私たち日本人の健康を支えてきた大豆。 健康に良いといわれる大豆には、どんな栄養素がつまっているのでしょう。

大豆は、「畑の肉」とよばれるほど良質のたんぱく質が豊富で、人の体に必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれています。 その他にも、脂質・食物繊維・カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・銅・ビタミンE・ビタミンB1などさまざまな栄養素を含むことから、大豆は自然のバランス栄養食として昔から重宝され食卓に取り入れてきました。

また、大豆は最新の栄養学でも特に注目されています! アメリカ国立大学研究所が発表した、がん予防に効果があると考えられる食品「デザイナーフーズ」のうち、大豆は最も有効とされる8種類の野菜の中に挙げられているんですよ。

これだけでも、大豆が体にいいといわれてきた理由がわかりますが、実はそれだけではありません。 ひみつは、大豆の中に含まれる「大豆イソフラボン」という成分にあるんです。

 

健康成分「イソフラボン」とは?

 

イソフラボンってどんなもの?

イソフラボンってどんなもの?

イソフラボンは大豆に含まれているポリフェノールの一種で、その含有量は大豆一粒にわずか0.2~0.3%ほどしかない貴重な成分。

ポリフェノールとは、植物に含まれる色素や苦味、渋み、あくなどの成分で、健康づくりや美容のためには、とても大切な成分として期待されています。 昔から日本人は、山の幸、海の幸をバランスよく摂取してきました。でも近年は、欧米スタイルの食生活に変化してきたことで、これまで慣れ親しんできた「味噌」、「豆腐」、「納豆」などの大豆食品や発酵食品を中心とした和食を食べる食事の回数が少なくなるなど、 残念ながらイソフラボンの摂取量は減ってきています。

 

イソフラボンの胚芽の含有率

 

イソフラボンは胚芽に多い

大豆にわずかしか含まれていないイソフラボンですが、とくに多いのが、「胚芽」の部分。胚芽には、大豆全体に比べて約10倍も含まれているんです。しかも、植物にとって芽や根になる胚芽は、最も重要な部分の一つ。 紫外線や成長を妨げる外部の刺激から身を守るため、胚芽に含まれているイソフラボンは、丸大豆に含まれるイソフラボンに比べて高い機能を持っています。 胚芽って、大豆が芽ぶいて育っていく生命力にあふれているんですね。

 

イソフラボンは胚芽に多い

イソフラボンには2種類あります

イソフラボンと一口に言っても、2つの種類があることをご存じですか?

ひとつは、分子の大きい 「グリコシド型イソフラボン」。もう一方が、分子が小さく体への吸収力が優れている「アグリコン型イソフラボン」。

実はイソフラボンは、分子が大きいままでは体内に吸収されません。腸内細菌の働きによって糖が分解され、「アグリコン型」になって初めて体内に吸収されます。ただし、腸内環境には個人差があるため、人によって吸収できる量にバラつきが生じてしまいます。

 

グリコシド型イソフラボンの吸収 アグリコン型イソフラボンの吸収

一般的に、「グリコシド型イソフラボン」が体内に吸収されるのは、2割程度と言われています。 あとの8割は体内で利用されず残念ながら吸収されず体外へ。また、摂取してから6~8時間で吸収のピークを迎えます。

一方、ニチモウさんのイソフラボン「アグリコン型イソフラボン」の状態で摂取した場合、すでに糖がはずれていますので、腸内細菌の働きに関係なく、胃や腸ですみやかに吸収されます。さらに、吸収率は、グリコシド型イソフラボンの約3倍。 吸収のスピードも約2時間でピークを迎えます。(1) そのため、サプリメントなどで外からイソフラボンを摂取する場合は、「アグリコン型」のイソフラボンの状態で配合されているかどうかが、選ぶポイントなので、ぜひチェックしてくださいね。

 

グリコシド型イソフラボンの吸収率 アグリコン型イソフラボンの吸収率

 

大豆食品に含まれるイソフラボン

もちろん、豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品にもイソフラボンは含まれています。では、大豆製品を毎日食べていればそれで十分なのでしょうか?

いいえ、実は食品だけでは片手落ち。

なぜなら、豆腐や納豆など大豆食品に多く含まれるイソフラボンはほとんどが吸収されにくいグリコシド型で、アグリコン型がより多く含まれているのは、発酵させた醤油や味噌だけなんです。醤油や味噌で必要なイソフラボンを摂ろうとしたら・・・塩分が心配ですよね。

イソフラボンを必要量確実に摂るなら、食品だけでなく、胚芽由来のニチモウさんのイソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」をサプリメントで補給することをおすすめします。

 

9.大豆食品のアグリコン型イソフラボン含有率(白)

 

納豆も同じ発酵食品だけど、「アグリコン型」ではないの?

実は、納豆菌の発酵では糖を完全に分解できないのよ。 だから、豆腐や納豆を毎日食べていても、サプリメントで補給したいわね!

女性の味方は「アグリコン型」イソフラボン

女性は、年齢を重ねると卵巣の機能の低下により、エストロゲン(女性ホルモン)が減少していきます。エストロゲンが不測することで起こるのが更年期障害で、代表的な症状としては、ホットフラッシュ、のぼせ、冷え、肩こり、めまい、頭痛、イライラ、不眠などがあります。

イソフラボンは、これらの不定愁訴や骨粗しょう症予防、妊娠しやすい体づくりなど女性の健康づくりに有効な成分として知られています。

その理由は、高吸収型でもある「アグリコン型イソフラボン」が、女性ホルモンの一種である「エストロゲン」と分子構造がとてもよく似ていることと関連しています。(2) アグリコン型イソフラボンを摂取すると、体内でエストロゲンと似たような働きをしてくれるので、ホルモンバランスの乱れが原因で起こるさまざまな症状を緩和してくれます。

イソフラボンが「植物性エストロゲン」と呼ばれる所以ですね。

 

【I-A-1】エストロゲンとアグリコン型イソフラボン

胚芽由来のイソフラボン。その優れた力とは?

 

胚芽由来と丸大豆由来ではイソフラボンの組成が違います

イソフラボンには吸収されやすいアグリコン型と、吸収されにくいグリコシド型の2種類があることはもうご存じですね。でも、アグリコン型イソフラボンの中にはさらに3つの種類があるのです。

それは、「ダイゼイン」「ゲニステイン」「グリシテイン」の3つ。

実はこの3種類のイソフラボン、大豆のどの部分から抽出したのかによって、そのバランスが違うから 驚きなんです。 下の図のように、大豆胚芽から抽出したニチモウさんのイソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」には、「ダイゼイン」が約70%と豊富。 一方、丸大豆由来のイソフラボンは、「ゲニステイン」がメインで含まれているんですよ。

 

11.丸大豆と胚芽のイソフラボン組成の違い

 

おだやかに作用するのはダイゼインリッチなニチモウさんのイソフラボン

ニチモウさんのイソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」には、「ゲニステイン」、「ダイゼイン」、「グリシテイン」という3種類のイソフラボンが含まれていることは、先ほどご紹介した通りですね。

この3種類のイソフラボンは、それぞれ構造的な違いは小さいものですが、実はエストロゲン様作用は大きく違うんですよ。

下の図を見ていただくとわかるように、エストロゲン様作用が一番強いのが「ゲニステイン」、弱いのが「ダイゼイン」となっていますね。

 

3種類のイソフラボンニチモウさんのイソフラボンにはエストロゲン様作用以外にもさまざまな働きがありますが、やっぱり種類によって大きくその力が異なるんです。 一言でイソフラボンといっても、その特徴はさまざまで、得意不得意があるということなんですね。 ということはつまり、3種類のイソフラボンがどういうバランスで含まれているかがポイントになるというわけです!

おすすめしたいのは、大豆の胚芽由来のニチモウさんのイソフラボン。

「ダイゼイン」という作用がおだやかで保健効果に優れているイソフラボンが約70%と豊富に含まれているからです。3種類のイソフラボンのバランスがよく、ダイゼインがメインで含まれている胚芽由来のニチモウさんのイソフラボン、ぜひ注目してみてくださいね。

※ダイゼインが腸内細菌によって分解されると「エクオール」になります。

 

抗酸化作用で比べても、やっぱり胚芽由来のイソフラボン

麹菌で発酵させた大豆胚芽由来のイソフラボンは、細胞をサビさせ傷つける「活性酸素」を消去する、“抗酸化”成分にもなります。ニチモウさんのイソフラボン(アグリコン型イソフラボン)の抗酸化作用は、丸大豆由来のアグリコン型イソフラボンに比べて、1000倍以上もの高い力があることがわかっているんですよ。(3)(4)

イソフラボンの抗酸化作用

参考文献

  • (1)T. Izumi, et al.: Soy isoflavone aglycones are absorbed faster and in higher amounts than their glucosides in humans., J Nutr., 130(7): 1695-1699, 2000
  • (2)K. R. Price and G.R. Fenwick (1985): Naturally occurring oestrogens in foods–a review. Food Addit Contam. 2(2): 73-106.
  • (3)「発酵大豆胚芽抽出物(AglyMax®)の抗酸化活性」第51回日本食品科学工学会,2004年9月・盛岡
  • (4)YC. Chen, et al.: Isolation of a new metabolite from biotransformation of daidzein by Aspergillus oryzae.,Biosci Biotechnol Biochem., 73(8):1877-1879, 2009

よくある質問

Qなぜ、イソフラボンをサプリメントでとる必要があるのですか?
A

イソフラボンの効果を効率的に得たい場合は、サプリメントでの利用をお勧めいたします。 大豆製品に含まれるイソフラボンは…

[続きを読む]
Q大豆食品をよく食べます。その上でサプリメントを摂ると、イソフラボンの過剰摂取にならないか心配です。
A

大豆イソフラボンの摂取量については、食品安全委員会より「1日の総摂取量を70~75㎎、 そのうち特定保健用食品(トク…

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Q納豆や豆腐、豆乳などの大豆食品をよく食べます。イソフラボンをサプリメントから摂る必要がありますか?
A

豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品はさまざまな栄養素を含み、とくに女性には積極的に摂ってほしい食品です。 ただ、これら…

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