突然カーッとのぼせて大量の汗が噴出します。顔が赤くなったり動悸をともなう場合もあり、また多量の汗をかくため、体温を奪われて、暑さと冷えを繰り返したり、顔が暑くても手足が冷たいなど、いわゆる「冷えのぼせ」を感じる方もいます。汗がしたたり落ちるのが恥ずかしくて人前に出るのがストレスになってしまったり、夜ベッドに横になると汗が噴き出て眠れないなど、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
また、食欲不振、吐き気、状態異常などの各種身体の不調がある場合は単なる疲れなどとは判断せず、病院で医師へ悩みを相談し、しっかり検査を受け、対処・治療をおすすめします。
更年期症状は40代以降にエストロゲンが急激に減少することによって起きることが知られていますが、ホットフラッシュはなぜ起こるのでしょうか。その原因と対処法を探っていきましょう。ホットフラッシュが起こるメカニズムは、脳の視床下部という部位が関係しています。視床下部は女性ホルモンがバランスよく分泌されるようにコントロールしている司令センターです。ところが更年期を迎えると、司令センターがいくら命令を出しても女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されないため、混乱を引き起こします。 この視床下部は、ホルモンの調整と同時に自律神経を調整する働きもしているため、血管の拡張や収縮を調整していている自律神経までもが乱れてしまいます。この自律神経の乱れのために、皮膚に近い血管が拡張し、のぼせたり多量の発汗したりするホットフラッシュが起こります。
閉経をはさんで前後5年といわれる更年期は、女性なら誰もが迎える時期です。この時期には、ホットフラッシュだけでなく、肩こりや頭痛、腰痛、疲労、吐き気、イライラ、高血圧などさまざまな身体の不調があらわれます。症状の程度には個人差がありますが、「更年期は病気ではないから」とつらい状態を我慢してしまう方もいるようです。ひどい症状が続くときは、婦人科などの病院で医師の診断をぜひ受けるようにしましょう。適切に必要な治療を受けることで、症状が改善し楽になっていきます。
また、この時期は「簡単セルフケア」でもご紹介させていただいた通り、健康管理が大切になります。そのため、サプリの利用だけでなく、バランスの良い食事や適度な運動など規則正しい生活を心がけられると良いですね。そして、ストレスを軽減するために、リラックスした時間を意識して取ることも忘れずに。
大衝(たいしょう)
足の甲にあるツボで、親指と人差し指の骨と骨の合流点にあるくぼみ
百会(ひゃくえ)
頭頂にあるツボで、左右の耳を結ぶ線の真ん中にあり、押すとへこむ場所
ニチモウとハーバード大学の共同研究により、ダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」のホットフラッシュ 軽減効果が明らかになりました。
ニチモウと米ハーバード大学の付属医療機関BIDMCによる共同試験で、2001年3月からスタート、動物試験を経て、2003年6月から約4年間にわたる臨床試験(無作為二重盲検法擬似薬対照並行群間比較試験)を行った。
ダイゼインリッチなアグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」を摂取したA、Bグループとも、ホットフラッシュの頻度、 程度ともに緩和され、生活の質(QOL)が向上していることが実証されました。
アグリコン型イソフラボン「AglyMax(アグリマックス)」を摂ったグループ※は、摂らなかったグループと比べて、ホットフラッシュの1日の発生頻度が52%も有意に下がったんだよ。
※Aグループ40mg/日、Bグループ60mg/日を合わせて投与群とした場合
参考文献
まずは知りたい更年期のこと
更年期
更年期以降
よくある質問
食品安全委員会のイソフラボンの評価によると、15歳以上の方を対象としています。(妊娠中および授乳中は除く) したがっ…
[続きを読む]併用は特に問題はありません。 ただし、イソフラボンの女性ホルモン様作用を期待して併用される場合は、残念ながらイソフラ…
[続きを読む]1日健やかにお過ごしになられるよう、朝食後にお召し上がりになることをお勧めしております。 一方、眠りに関して何かお…
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更年期にもっとも多く現れる症状 ホットフラッシュ・ほてり・のぼせ