これまで血圧は正常だったのに、更年期に入ってから血圧が高めになり、高い状態が続くようになります。 これを「更年期高血圧」といいます。「自分は低血圧だ」と信じている方も多く、血圧が高くなっていることに気づきにくいケースも多いようです。 女性の年齢別高血圧をみてみると、40代で約10%、50代で約22%、60代では約42%、70代では57%が高血圧と診断されています。高血圧を放っておくと、心筋梗塞や脳卒中、糖尿病などさまざまな病気の発症の原因となります。
日本高血圧学会では、最低血圧90mmHg以上、最高血圧140mmHg以上のいずれかがあれば高血圧症としています。
ただし、血圧は一度の数値だけでは判断できません。血圧が高めの方は、家庭用の血圧測定器を使用して、朝晩同じ時間帯の血圧測定を習慣にしましょう。毎日の数値を記録することは体調管理としても効果的です。また、数値に異常が出たら病院で医師の診断を受けるようにしましょう。
エストロゲン(女性ホルモン)の分泌は脳の部位・視床下部でコントロールされています。更年期を迎えると卵巣機能の低下によりエストロゲンの分泌が急減し、視床下部がいくら「ホルモンを出せ~!」と指令してもエストロゲンは減るばかり。そのため、視床下部はパニックを起こしてしまいます。視床下部は同時に自律神経を司っているため、自律神経にまで影響を及ぼします。 ところで、血圧は自律神経によってコントロールされています。(交感神経は血圧を上げる働き/副交感神経は血圧を下げる働き)
その自律神経が乱れるために、更年期には血圧が変動しやすくなっているのです。「更年期高血圧」は、エストロゲン不足による自律神経の乱れが大きな影響を与えていると考えられています。 そのほか、エストロゲンには血管を拡張させ血液を通しやすくする働きや、脂質代謝、コレステロールの代謝にも関連しているため、エストロゲンが急激に減少していく更年期以降は、高血圧を引き起こしやすい状況にあるといえます。
復溜(ふくりゅう)
内くるぶしの出っ張った部分から指3本上、すねの骨とアキレス腱の間
足三里(あしさんり)
膝のお皿の下外側の出っ張りから指3本下にあるくぼみ
更年期以降
更年期
よくある質問
食品安全委員会のイソフラボンの評価によると、15歳以上の方を対象としています。(妊娠中および授乳中は除く) したがっ…
[続きを読む]特に問題はありません。ただし、イソフラボンをサプリメントで利用する場合の上限値は30mg/日という評価が出ております…
[続きを読む]大豆イソフラボンの摂取量については、食品安全委員会より「1日の総摂取量を70~75㎎、 そのうち特定保健用食品(トク…
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更年期以降に血圧が高くなったら 注意が必要です!