私たちがよく耳にする「オリゴ糖」。
しかしこの「オリゴ糖」というのは一体どのような栄養素を持っているのでしょうか?
本記事では、大豆に含まれるオリゴ糖とはどのような栄養素なのかについてご紹介していきます。
大豆に含まれる栄養素である「オリゴ糖」。
このオリゴ糖には、腸内で善玉菌のエサとなって善玉菌を増やすという働きがあり、腸内環境を良い状態に整える効果があると言われています。
中性脂肪・血糖値を上げにくく、虫歯の原因にもなりづらいという特徴もあります。
豆類や野菜、果物はオリゴ糖を含む食材として広く知られていますが、特に多くオリゴ糖を含んでいる食材には以下のようなものがあります。
胃や小腸などで消化・吸収がされにくい難消化性の性質を持っていて、腸内環境を整える効果として知られる食品に含まれているオリゴ糖。
そんなオリゴ糖には、以下のような種類があります。
ショ糖に果糖が1~3個結合したものを指します。
消化酵素では分解が難しく、低カロリーの甘味料として用いられることが多いです。
腸内環境を正常に整えるという効果があるほか、虫歯になりづらい甘味料としてもよく知られています。
このフラクトオリゴ糖を多く含んでいる食品としては、ごぼう・アスパラガス・にんにくといったものが挙げられます。
ブドウ糖を主として構成するオリゴ糖の一種です。
腸内環境を正常に整える効果を持っており、免疫の向上にも有効です。
熱・酸といったものにも強く、防腐作用もあるため、保存食にも適しています。
このイソマルトオリゴ糖を多く含んでいる食品としては、味噌・醤油・はちみつといったものが挙げられます。
糖が2~6個結合したものを意味していることが多く、単糖であるガラクトースを主な成分としているオリゴ糖の総称です。
腸内環境を正常に整える効果を持っており、タンパク質の消化や吸収を補います。
また、ミネラル分の吸収を促す働きもあります。
このガラクトオリゴ糖は母乳に多く含まれています。
その名の通り大豆に含まれている各種オリゴ糖の総称を指します。
砂糖の70%ほどの甘みを持ち、カロリーは50%ほどです。
こちらも熱・酸に強く、他のオリゴ糖に比べると少量でも腸内の善玉菌の増殖を促進させる特徴があります。
ビート(甜菜)から作られるオリゴ糖で、オリゴ糖の中でもより早くビフィズス菌のエサになると言われています。
ビフィズス菌が増えることで、大腸菌などの有害な菌の増殖を抑えることができます。
ラフィノースは、ほのかな甘みがあり、難消化性のため低カロリーといった特徴があります。
本記事では、大豆に含まれるオリゴ糖とはどのような栄養素なのかについてご紹介しました。
オリゴ糖の中でも「大豆オリゴ糖」を摂取し続けることで、腸内環境が良くなり、免疫力向上、美肌効果を期待することができると言われています。
食べ過ぎは良くありませんが、正しい量を守って効果的に取り入れていきたいところです。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
よくある質問
イソフラボンの効果を効率的に得たい場合は、サプリメントでの利用をお勧めいたします。 大豆製品に含まれるイソフラボンは…
[続きを読む]豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品はさまざまな栄養素を含み、とくに女性には積極的に摂ってほしい食品です。 ただ、これらの…
[続きを読む]大豆イソフラボンの摂取量については、食品安全委員会より「1日の総摂取量を70~75㎎、 そのうち特定保健用食品(トク…
[続きを読む]