大豆に含まれる「イソフラボン」には、女性ホルモンに似た働きがあることが証明されており、健康面だけでなく美容面にも嬉しい効果がたくさんあります。
本記事では、そんなイソフラボンに期待できる美容効果について項目ごとに詳しくご紹介していきます。
大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」を補う効果があると言われています。
エストロゲンは、女性らしさを作るホルモンです。
エストロゲンが正しく分泌されることで肌のコラーゲン量が増え、ヒアルロン酸を留めておく働きも助けられ、肌のなめらかさ・潤い・ハリ・弾力・美白などを保つことができます。
イソフラボンを毎日欠かさず摂取することで、体内のエストロゲン量を安定させることができるため、結果的に美しい肌へと導くことができるのです。
また、イソフラボンには抗酸化作用もあります。
紫外線やストレスなどの刺激を受け、体内に発生する「活性酸素」が肌細胞を攻撃すると、肌のコラーゲンが酸化・分解され、肌の潤い・ハリがどんどん失われていきます。
しかし強い抗酸化作用を持つイソフラボンを摂取することによって、肌のコラーゲン酸化・分解を抑制することができるのです。
シミやシワといった肌トラブルの予防にもつなげることができ、美肌効果を期待できると言えるでしょう。
女性は40歳頃を過ぎると、少しずつ女性ホルモンである「エストロゲン」が減っていきます。
それにより、女性の身体には脂肪がつきやすくなると言われています。
イソフラボンを摂取することで減少しがちな女性ホルモンのバランスが整えられ、年齢を重ねても太りにくい身体作りが期待できるのです。
また、イソフラボン摂取は男性においても嬉しい効果が期待できます。
女性と同じように男性も40歳頃を過ぎると、肥満問題に悩まされる方が増えてきます。
そして男性の場合は肥満だけでなく、「痛風」に悩まされる方も増えてきます。
痛風の症状が男性に多くて女性に少ないのは、女性ホルモンが関係していると言われています。
女性ホルモンによって痛風の原因となる「プリン体」の蓄積が抑制され、身体の代謝を維持することができるというわけです。
そのため、女性に比べると女性ホルモンが生成されにくい男性であっても、女性ホルモンに似た働きを持つ「イソフラボン」を摂取することで、辛い痛風の症状を緩和したり予防したりといった効果が期待できるのです。
「ストレス」と一口に言っても、人間関係や仕事における精神的なストレスのほか、生活習慣や食生活・睡眠の乱れなどからくる肉体的なストレスなど、さまざまな種類があります。
ストレスが溜まると、身体の中に「コルチゾール」というストレスホルモンが発生します。
これが蓄積されてしまうと身体の中で炎症を起こして疲れやすくなったり、イライラしやすくなったりと身体への肉体的・精神的負荷がかかります。
女性の場合、ホルモンバランス・自律神経も乱れてしまい、月経不順に陥ってしまうことも珍しくはありません。
イソフラボンはこういったストレスホルモンである「コルチゾール」の発生を抑える効果があると言われています。
また女性ホルモンと似た働きをして、ホルモンバランスを正常に整える役割も果たします。
そのため、女性周期に伴って起きる「強い不安感や悲しみ」「ちょっとしたことでイライラしてしまう」といった気持ちを安定させることができます。
そもそもニキビができてしまう原因としては、「皮脂が多すぎる」「アクネ菌が繁殖している」「スキンケアの方法が合っていない」「化粧品が肌に合っていない」といったことが挙げられます。
上記に加え、ホルモンバランスの乱れにより発生してしまうニキビもあります。
このホルモンバランスの乱れによって発生するニキビは、皮膚治療では抑制することが難しいと言われています。
このニキビに関しては、「体内に摂取するものの種類」が重要になってきます。
そこで、「イソフラボン」の出番です。
先ほど、イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」とよく似た働きをするということをご紹介しました。
エストロゲンには美肌効果があり、皮脂分泌を抑える・皮膚の潤いをアップさせコラーゲンの生成を促進させるという作用があります。
そのためホルモンバランスの乱れによって発生するニキビに関しては、イソフラボンを摂取することで、ニキビ抑制効果を期待できるというわけです。
また「糖分」はニキビの原因となりやすいものであるため、過剰摂取しないよう注意しましょう。
本記事では、イソフラボンに期待できる美容効果について項目ごとに詳しくご紹介しました。
肌のコラーゲン生成を促す・老化防止・ホルモンバランスの安定など、美容面でも嬉しい効果が多いイソフラボン。
毎日の食事にイソフラボンを摂り入れて、心も身体も美しさを保ち続けていきましょう。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
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