腸内のエクオールを増やすためには、エクオールを作りだす腸内細菌の存在が重要になってきます。
本記事では、エクオールを作れない人が体質改善のためにできる対策についてご紹介していきます。
エクオールを産生する菌は主に大腸に存在しており、その種類は乳酸菌を含んだ15種類ほどあるとされています。
そんな腸内細菌のバランスが良いと、エクオールも比例して作られやすくなると言われています。
エクオールの元となっている大豆イソフラボンは、体内に蓄積されていくわけではありません。
個人差はありますが、摂取後1日でその大半が体外に排出されてしまうのです。
そんなエクオールの効果を長く活かすためには、豆腐・納豆・豆乳といった大豆製品を続けて摂取することが大切なのです。
ただ健康のことを考慮すると、ある特定の成分だけを続けて摂取するのではなく、食事をバランスの良く摂ることの方が大切です。
そのため普段の食生活においては、大豆イソフラボンの含有量ばかりに気をとられるのではなく、各種栄養素のバランスを意識するようにしましょう。
腸内細菌のバランスというのは、偏った食事・睡眠不足・ストレスといった生活習慣による影響を受けてしまいやすいものです。
たとえば、脂質・炭水化物が中心の食事・不規則な生活・慢性的なストレスといったものが原因で腸内に悪玉菌が増えてしまうと、免疫力の低下・生活習慣病の原因にもつながりかねません。
身体の健康を保つためには、腸内に乳酸菌・ビフィズス菌といった善玉菌が占める割合を増加させることが重要なのです。
腸内環境を良い状態にするためにも大豆製品の摂取に加え、食物繊維・発酵食品といったものの摂取も腸内の善玉菌を増加させたり、悪玉菌を排出したりする効果があるためおすすめです。
腸内環境を変えること以外にも、エクオールに変換される「ダイゼイン」の成分が多く含まれた大豆イソフラボンのサプリメントも販売されています。
体内でエクオールが作られやすくなるような身体に体質改善できるという効果があります。
摂取して体質改善することで、大豆食品からもエクオールを産生させやすくすることができます。
本記事では、エクオールを作れない人が体質改善のためにできる対策についてご紹介しました。
エクオールが作れない体質の方でも、ご紹介したさまざまな対策を行うことで少しずつ体質が改善され、腸内でエクオールが残りやすくなります。
自分の行いやすい方法を選んで続けてみてくださいね。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
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