おつまみの定番とされている「枝豆」と豆腐や納豆の原料である「大豆」は、どちらも健康に良い食材の一つとして知られています。
しかし、実は枝豆は大豆を若どりしたものであるということをご存知でしょうか?
本記事では、大豆と枝豆の違いや栄養素の違いについてご紹介していきます。
見た目が異なる枝豆と大豆ですが、それぞれの収穫時期も異なります。
大豆として収穫するものを途中の成長段階で収穫したものが「枝豆」なのです。
そのため、枝豆の収穫時期は7~9月頃、大豆の収穫時期は10月頃となります。
近頃では「枝豆専用品種」も400種以上育成されています。
枝豆は茹でて食べることが多いですが、大豆は収穫してから乾物・蒸し大豆・煎り大豆などで流通するようになり、最終的に豆腐や納豆、醤油や味噌といったものに加工されたりします。
大豆・枝豆は見た目や味、収穫時期などが異なる他、栄養素にも大きな違いがあります。
大豆は「畑の肉」と言われるように、筋肉や血液を形成している3大栄養素である「タンパク質」の量が多く含まれています。
また、大豆に含まれるタンパク質はコレステロールを下げる効果があります。
一方、枝豆は大豆に比べるとタンパク質は少なく、美容・健康に良いと言われている「葉酸」や「ビタミンC」をたくさん含んでいます。
葉酸は胎児の発育にも必要な成分のため、妊娠を望む女性やの摂取を推奨されている栄養素なのです。
大豆はアレルギー症状を引き起こしてしまう食べ物の一つであり、大豆に含まれているタンパク質がそのアレルギーの要因と言われています。
そのため大豆アレルギーを持っている方であれば、大豆に限らず、枝豆やそのほかの大豆に関する食品を食べないようにする必要があります。
枝豆も大豆の一つであり、タンパク質が含まれているため、控えるようにしましょう。
本記事では、大豆と枝豆の違いや栄養素の違いについてご紹介しました。
枝豆は収穫時期が異なるだけで、大豆に成熟する途中過程の食べ物であることが分かりました。
どちらも栄養価が高い食材ですが、大豆は「タンパク質」、枝豆は「葉酸」「ビタミンC」を多く含む食材であるということも押さえておきたいところです。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
よくある質問
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