お肌を美しくキープできる「エクオール」を作り出すことができる人・できない人というのが存在します。
本記事ではエクオールが日本人の2人に1人しか作れないという内容と、エクオールが作れる人の特徴についてもあわせてご紹介していきます。
「エクオール」は、腸内細菌が大豆イソフラボンの一種である「ダイゼイン」を分解することによって代謝される成分であり、女性ホルモンである「エストロゲン」に近しい作用を持っています。
ただ「大豆を食べればすべての人が腸内でエクオールを作ることができるか」と言うと、そういうわけではありません。
ある調査によるとエクオールを作れる人は、日本人の2人に1人と言われています。
また食事が欧米化してきていることから、とくに若い人の方が作りだすことが難しいとされており、20代ではおおよそ2割程度の人しか作り出せないとも言われています。
エクオールが作れる人の特徴として、「エクオールを作り出せる腸内細菌が働いている」ということが挙げられます。
特に日本人は、古くから大豆を積極的に摂る習慣があるため、エクオールを作る腸内細菌は多くの人に存在しているとされています。(https://www.amcare.co.jp/amc_labo/equol/publish/publish_20181201.html)
しかし、実際にエクオールを作れている人は少数。
腸内細菌が存在していても、しっかりと働いているかが重要となります。
これは見た目で判断することはできないため、腸内細菌を検査できる専用キットを使ってエクオールを産生できているかを知ることができます。
大豆イソフラボンが最終的にエクオールに変化する流れからも、習慣的に大豆食品を食べている人にエクオールを作り出せる人は多いとされています。
しかし、だからと言って大豆食品ばかり食べるのは良くありません。
腸内細菌の栄養源である食物繊維の摂取も必要になるため、きのこ・海藻なども摂取し、全体的にバランス良く食事をすることが何よりも大切なのです。
大豆食品や食物繊維・発酵食品を積極的に食事に取り入れて腸内環境を整えることで、エクオールを作れるようになる可能性があります。
大豆イソフラボンのうち、エクオールに代謝されるのは「ダイゼイン」という成分だけです。
アメリカやイタリアで行われた臨床試験では、発酵大豆胚芽由来の「ダイゼイン」が多く含まれる大豆イソフラボンのサプリメントや食品を服用したところ、エクオールを作れる人の割合が約7割になったと言われています。
本記事ではエクオールが日本人の2人に1人しか作れないという内容と、エクオールが作れる人の特徴についてもあわせてご紹介しました。
エクオールを作ることができる腸内細菌が居た場合であっても、その菌自体の活性を向上させるための生活習慣が規則正しいものでなければ意味がありません。
生活習慣を整えて、発酵大豆食品を積極的に摂取し、イソフラボンとエクオール、ダブルの健康効果を得られる身体づくりを目指しましょう。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
よくある質問
イソフラボンの効果を効率的に得たい場合は、サプリメントでの利用をお勧めいたします。 大豆製品に含まれるイソフラボンは…
[続きを読む]豆腐や納豆、豆乳などの大豆食品はさまざまな栄養素を含み、とくに女性には積極的に摂ってほしい食品です。 ただ、これらの…
[続きを読む]大豆イソフラボンの摂取量については、食品安全委員会より「1日の総摂取量を70~75㎎、 そのうち特定保健用食品(トク…
[続きを読む]