一口に大豆と言っても、その種類にはいろんなものがあるということをご存知でしょうか?
本記事ではさまざまな大豆の種類と、その特徴や違いについてご紹介していきます。
大豆の種類とそれぞれの用途をご紹介します。
最も一般的な大豆として知られており、豆腐・納豆・味噌など食品用途により品種改良が進められている大豆です。
豆の皮の表面にツヤが出ていて、粒がそろっているものが良質な黄大豆と言われています。
タンパク質も豊富に含まれるほか、女性ホルモンである「エストロゲン」の代わりになってくれる「イソフラボン」や脂肪・糖を排出する「サポニン」といった成分も含まれています。
熟した状態であっても、皮は緑色をしています。
黄大豆と比較すると油分は少なめで糖分は多めです。
しつこくないサッパリとした甘みがあって、緑色素には「葉緑素」が含まれています。
煮豆・ひたし豆として食べられることが多いですが、近年では少量ですが納豆・豆腐といったものも製造されています。
おせち料理の定番である「黒豆」として馴染みのある「黒大豆」。
豆の皮にアントシアニン色素を含んでいることから、黒色になります。
豆の粒が大きくて柔らかいものや、甘味が強くお菓子の材料として使われるものなどさまざまな品種があります。
どれも抗酸化作用を持つ「ポリフェノール」を豊富に含んでいます。
大豆の種類ごとに含まれる栄養素の違いをご紹介します。
黄大豆は青大豆・黒大豆に比べて、平均的にバランスの摂れた栄養素であるのが特徴です。
黄大豆の栄養素は、いり大豆100gの場合、
・エネルギー :429kcal
・タンパク質 :37.5g
・脂質 :21.6g
・ショ糖 :6.7g
・炭水化物 :33.3g
となっています。
青大豆はタンパク質が非常に豊富であり、多くのショ糖を含んでいることから甘みが強いという特徴があります。
青大豆の栄養素は、いり大豆100gの場合、
・エネルギー :425kcal
・タンパク質 :37.7g
・脂質 :20.7g
・ショ糖 :8.3g
・炭水化物 :33.9g
となっています。
旨味がギュッと凝縮されている黒大豆は、脂質や炭水化物量が多めでカロリーも比較的高めという特徴があります。
黒大豆の栄養素は、いり大豆100gの場合、
・エネルギー :431kcal
・タンパク質 :36.4g
・脂質 :22.0g
・ショ糖 :7.7g
・炭水化物 :34.3
となっています。
本記事ではさまざまな大豆の種類と、その特徴や違いについてご紹介しました。
大豆ごとに栄養素や用途は異なるもの。
その違いを押さえたうえで、今の自分に必要な栄養素を持っている大豆を見つけていきたいものですね。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
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