主に和菓子などの材料に使われている「きな粉」。
本記事では、きな粉に含まれるイソフラボンやその他の栄養素についてご紹介していきます。
きな粉には大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは、女性ホルモンである「エストロゲン」と化学構造がほとんど同じであり、ホルモンバランスに左右されてしまいやすい女性のさまざまな症状を和らげてくれる成分として知られています。
女性の味方である「大豆イソフラボン」をたくさん摂取していきたものですね。
ただ日本人は元々、昔から大豆・大豆製品を食べてきているため、世界的に見ると大豆イソフラボンの摂取率は高いとされています。
きな粉には食物繊維の種類である「不溶性食物繊維」が多く含まれています。
腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激して便通を促進させることで便秘を解消させることができます。
食物繊維はカロリーが低く、肥満防止にも効果があるので、高血圧・糖尿病といった生活習慣病を予防することにも効果があります。
体内にあるカルシウムのほとんどは骨・歯にあります。
また、筋肉を動かす・精神の興奮を抑えて安定させるといった効果もあります。
カルシウムは吸収されにくい栄養素の一つでもあるのですが、ビタミンDとともに摂取することで吸収率を上げることができます。
全身に酸素を運ぶ赤血球を作るにあたって、欠かすことができないのが「鉄」です。
また酸素を筋肉の中に取り込む働きもあるので、不足してしまうと酸素を上手く取り込むことができずに、筋力低下・疲労を引き起こしてしまう原因にもなります。
体内で吸収されにくい栄養素でもありますが、ビタミンCとともに摂取することで吸収率を上げることができます。
大豆特有の苦みえぐみといった成分があり、ポリフェノールの一種とされているのが大豆サポニンです。
抗酸化作用があるうえ、悪玉コレステロールの酸化を抑制するので、動脈硬化の予防に効果が期待できます。
また、コレステロール値・中性脂肪といったものを下げる効果もあります。
本記事では、きな粉に含まれるイソフラボンやその他の栄養素についてご紹介しました。
意外にもさまざまな栄養素が含まれている「きな粉」は、私たちの健康を支えてくれる食品なのです。
毎日とまではいかずとも、気が付いたタイミングで積極的に摂取していきたいものですね。
この記事の執筆者
大豆一筋、イソフラボン研究のパイオニア。
大豆の力で、生き生きとした“健康美”を。
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